ういケアみなと がん制度大学を開催しました(2/21)
今回は「中皮腫とアスベストに関連した制度」をテーマに、独立行政法人環境再生保全機構の篠原泰さんに講義していただきました。
アスベスト(石綿)は、かつて家屋を含む建造物の多くに使用されていましたが、肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり、2012年に全面使用禁止となりました。
がんの一種である中皮腫はアスベストの吸入が主な原因とされていて、アスベスト健康被害の多くを占めています。アスベスト健康被害は労働者だけでなく、その粉塵によって家族や周辺住民にも及びます。救済制度はこうした労働災害保険などで保証されない方も対象となり、これまで多くの方が申請請求をして認定されています。
現在は使用が禁止されていますが、アスベストを使用した可能性の高い建築物が更新期を迎え、十分な調査と対策を講じて解体工事が始まっています。しかし、震災など予期せぬ倒壊の危険も潜んでいます。
昔の話と思われがちなアスベストですが、今もなお、身近な問題です。労働者でなくても健康被害に対する救済制度があることを知っておくことが大切です。
<参加者の声>
・解体や震災など、継続中の問題があることが学べて参考になった。(匿名希望)
・救済制度の種類等詳しく教えて頂きありがとうございました。とても勉強になり役に立ちたました。(匿名希望)
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