がん対策みなと 2024 ㏌ういケアみなと ~生きているということ~を開催しました(11/3)
◆ういケアみなと区民講演会「大切にしたい自分の体~2度の子宮がんを経験して~」
今年は、タレントでよつばの会代表の原千晶さんに講演をお願いしました。
ご自身が経験した2度の子宮がん、その時々の心情をとても正直に、ご自身の言葉で語ってくださる姿が印象に残りました。2011年に立ち上げた‘よつばの会’の活動も大切に続けていらっしゃいます。
原さんのメッセージを受け取ってくださった会場の方々からはたくさんの感想をいただきました。
原千晶さん、どうもありがとうございました。
◆ワークショップ「がん患者こそ運動を!」
一般社団法人キャンサーフィットネスの広瀬真奈美さんを講師にお迎えして、参加者と一緒に安心して楽しく動ける運動を行いました。
セラバンドを使った腕の運動や、その場で立ったままできる筋力トレーニングなど、終わった後には心地よい疲労感でリラックス効果も実感できました。一人でもできる内容でしたが、こうしたセミナーに参加して、仲間と一緒に楽しく運動することが継続する秘訣かもしれません。
◆ういケアみなと映画上映会「エンディングノート」
「エンディングノート」とは、人生の終末期に備えて自身の希望を書き留めておくノートのことを指します。営業マンとして勤め上げた父親ががんの宣告を受け、自分の人生を総括するために「エンディングノート」を残す姿を綴ったドキュメンタリー映画です。
家族や親族、会社への配慮を忘れず、最期まで自分らしく「生きる」姿にたくさんのメッセージが込められていました。
◆当日の交流スペースの様子
今年のテーマ『生きているということ』は、谷川俊太郎先生の詩「生きる」からヒントをもらいました。‘何気ない日常、そのすべてが特別なこと’であり、‘当たり前にみえる平凡なことこそが本質’と読み解き、交流スペースに「ういケアみなとの日常」を表現しました。
スタッフのお勧め図書コーナーでは、本を片手にお茶を飲みながらゆっくり自分時間を楽しんだり、窓からの景色を眺めたり、久しぶりに会った友人とお話ししたり。 フロアの中央に置いた「くすの木」には、「あなたの日常の中で、生きているということを感じるのはどのような時ですか?」という問いに対する、それぞれの『生きているということ』が、描き出されていました。