みやコラム その① ちょっと重い話をリラックスして 「みやこの部屋」が生まれた日

みやコラム
その① ちょっと重い話をリラックスして「みやこの部屋」が生まれた日

「みやこの部屋」という名前の勉強会というか、交流会を始めて丸4年。これまでに9名の素敵なゲストを講師にお迎えしました。私は司会を担当しております、髙橋都(みやこ)です。内科医で、ういケアみなとの運営アドバイザーをしています。このコラムでは、「みやこの部屋」の誕生からこれまでの全9回(2026年12月に予定されている回も含めれば10回 !)のあゆみを振り返り、ゲストや参加者のみなさまとの対話を通じて私が感じたことを書き綴ってみたいと思います。

「ういケアみなと」という愛称で呼ばれているこの場所ですが、正式名称は「港区立がん在宅緩和ケア支援センター」です。「がん」という病気の影響を受ける人が誰でも使えて、病院でも自宅でもない第三の場になることを目指し、2018年にスタートしました。とはいえ、区立として前例のない活動ですし、がんに関わるあらゆる相談を受けることを中心としながらも、まずは地域のみなさまにここを知って頂くために、さまざまな活動をしてきました。ミニコンサート、映画上映会、体力づくりセミナー、栄養セミナー…。コロナ禍の間も開館し、工夫をしながら、まぁいろんなことをみんなで楽しくやってきたものです。

2022年、活動が5年目に入り、白金台のこの場所が少しずつ知られてきたころ、スタッフの間から「このへんで、がん・在宅・緩和ケアを真正面からとりあげる新企画がほしいね」という声があがりました。「がん」「在宅」「緩和ケア」。ちょっと重くなりがちなキーワードだけれど、ういケアみなとらしさを出すためには、どうしたらいいだろう?頭をひねりました。

スタッフみんなで考えたのは、まず、重くなりがちな話だからこそ、リラックスした場所にしたいね、ということ。そして、「がん」「在宅」「緩和ケア」の話題はつまるところ「幸せに生きるとは何か」に通じるので、医療の話を超えて、いろんなゲストを呼ぼうよ、ということでした。窓が大きくて、座り心地のいいソファがある、ういケアみなとの交流スペース。ここをリビングルームに見立てて、ゲストをお招きし、みんなでお茶を飲みながら、少人数の交流会をしてはどうだろう。「リビングルームの語り合いといえば、”〇子の部屋” みたいな?」「そうそう !」「…じゃ、タイトルはみやこの部屋 !」

というわけで、2022年6月、緩和ケア医の儀賀理暁先生(埼玉医大)をお招きして、記念すべき第1回が開かれました。その後も素敵なゲストの方々が続々と参加。リビングのドアを開けた先に待っていた「みやこの部屋」のエピソードは、次回以降のコラムでお話ししたいと思います。

<つづく>

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